世界初のサーキュラー音楽フェスからイベントの未来を考える

DGTL Amsterdam 2022(デジタル アムステルダム)とは

今年、4月16日と17日にアムステルダムにて開催された。世界初のサーキュラー音楽フェスティバルとして知られている。

オランダの首都アムステルダムで開催されるエレクトロニック・ミュージック・フェスティバル。今年で8回目を迎えるDGTL Amsterdamはコロナの影響により20年、21年はオンラインにて開催。22年に遂にリアルイベントとして戻ってきた。

 

世界初のサーキュラーフェス(循環型フェスティバル)

今年は約5万人もの来場者が訪れ世界屈指の魅力的な音楽フェスバルとして有名なのに加えて、DGTLは環境への影響を強く認識しており、世界初のサーキュラーフェスティバルとしても注目を集めていますが、実は一つにマイルストーンに過ぎず1つ明確な目標を掲げています。

それは、「世界初のサーキュラーフェスティバルから、世界規模で最初のRegenerative(再生可能)イベント組織になること」

つまり、循環を超えて再生するイベントを目指している。

イベントを構造的に変えるためのリビングラボ(イノベーションを生活の場で実践すること)として機能し、様々な社会課題の解決や再生プロジェクトに関する知識を共有することで参加者とサプライヤー間に持続可能な関係を持つ場となっている。それによりイベントをする前よりも良い都市づくりに貢献するとしている。

 

5つのアプローチ

効果的に循環型に移行するためのフレームワークを構成しており、5つのテーマでアプローチを行っている。

リソース(資源)

素材を可能な限り価値を保ったまま循環させ、残留廃棄物をなくす

 

エネルギー

全て再生可能エネルギーを使用する

 

モビリティ

交通機関の移動(アーティスト、サプライヤー、クルー、来場者)に伴う温室効果ガスの排出をなくす

 

衛生

水の使用量を極力減らし、排水から栄養分を回収する

 

食事

天然由来の素材を使用し、食品廃棄物をなくし、残渣は可能な限り高い価値を保ったまま再利用される

 

マテリアルフローアナリシス

この5つのテーマには具体的な目標が設定されている。目標を達成するためにはまず全体を把握する必要があり、定量化しデータとして適切に活用することによってボトルネックを特定し、最も変化が必要とするところをインパクトポイントとして対応するといったフレームワークを構築している。

出典:Revolution Foundation[Material Flow Analysis]

 

今回は素晴らしいアイデアを多く実践している中でも、MICEなどの企業イベントとも比較的親和性のありそうな一部を切り取ってご紹介させていただきます。

 

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