【サステナブルイベントネットワーク(SEN)とは?】
Sustainable Event Networkの頭文字を取ってSEN
一社の取り組みだけではなく業界全体で変わるために必要な情報が集まるネットワークです。イベントに関わるすべての人が、産業全体を持続可能なものにするために、現状の課題・機会・新たなあり方を業界の垣根を超えて学び合い、対話し、創出し、共有する場を設けました。
定義:MICE産業に関わる全ての人がサステナブルにイベントを実施できるようナレッジ面からサポート
このような方が参加されています
・企業のイベントプランナー
・SDGs 、サステナブル担当者
・PR、広報、経営戦略、マーケティング担当者
・上記に該当しないSDGs 、サステナブルを推進している方
・イベントでSDGs、サステナブルに取り組みたい企業の方
・イベント制作会社
・交通(航空、鉄道、バスなど)
・ホテル、会場、ベニュー、レストラン
・制作物関係サプライヤー
・メディア
・NPO、NGO
・行政、地方自治体
など
【メリット】
①主催者様側のメリット
・サステナブルイベントを実施できる→企業価値向上
・他社の動向を知ることができる
・最新のサステナブルイベントの情報が知れる
・適切なサプライヤーを知ることができる
・ネットワーキング(マッチング)
・勉強会への参加
・セミナーへの参加
・自社のサステナブルへの取り組みを発信することができる
・SDGs17番目への取り組み
②サプライヤー様側のメリット
・サステナブル/SDGsに取り組む企業の誘致、開催→新規事業機会の創出
・他社の動向を知ることができる
・主催者様の動向を知ることができる
・最新のサステナブルイベントの情報が知れる
・仕事の幅が広がる
・ネットワーキング(マッチング)
・勉強会への参加
・セミナーへの参加
・自社のサステナブルへの取り組みを発信することができる
・SDGs17番目への取り組み
【なぜ必要なのか?】
サステナブルなイベントを開催するためには、適切なソリューションを持っているパートナー企業(サプライヤー)が必要です。
またイベントは多種多様な業界が連携して成り立っている産業です。
1社だけでは実現することができないのでサプライチェーン全体が参加できるネットワークが必要だと考えました。
業界全体でサステナブルなイベントの実現を達成するためにSENが設立されました。
サステナブルなイベントを開催するにはサプライチェーン全体への理解、協力が必要不可欠です。SENの大きな役割の一つとして、1つのヴィジョンを共有し、主催者がサステナブルイベントに取り組みやすい環境を整えることを目指しています。
交通
ホテル
食事
イベント制作会社
運送など
様々な業界が連携し合うことでサプライチェーン全体をサステナブルに変えていくこともSENの重要な役割だと感じています。
【具体的に何が出来るのか?】
サステナブルイベントネットワークはイベント産業に関わる情報のサーキュラーエコノミーを実現します。
・記事/事例
・ネットワーキング
・ラーニング 勉強会
・セミナー
・視察ツアーへの参加
【記事/事例】課題認識の場
会員専用記事は事例、インタビュー記事など具体的な情報を閲覧可能です。
サステナブルイベントに関する情報や事例を記事にして定期的に配信
情報面で会員のサステナブル化を推進します。
【ネットワークグループ】課題抽出の場
会員同士情報を共有し実践のアイデアを見つけるための専用コミュニティへの参加可能です。
初めて取り組むにあたっては必ず課題が生まれます。
その課題を抽出し、共有するチャンネルも用意いたします。
ここで生まれた課題に対して、サプライヤー、イベント制作会社、ホテル、交通などサプライチェーン全体でその課題の解決に取り組むことが出来るようになり新サービスも生まれるかもしれません。
解決のヒントは以外なところに隠れていたりするものだったり、少しの認識の違いで今まで実現できなかったとしたら、それは機会損失と言わざるを得ません。
また、共通認識の上で進めていけることはサプライチェーン全体の推進へと繋がると期待しています。
【ラーニング】課題解決の場
ネットワーキングで課題を抽出。解決する方法を考えるための意見交換の場を設ける(ZOOMを想定)必要であればゲストスピーカーを手配し、実践企業に事例を話してもらうことで課題解決を目指します。
ネットワーキングで抽出した課題に対して各企業が意見する場としてのネットワーキングですが、より実践的に各業界のリーダー的存在、またはこの課題に対して影響の大きい企業を厳選してサミットならぬ勉強会を実施いたします。
例えば、「サステナブルイベントを開催するにあたっての参加者とのコミュニケーションの重要性」
この議題に関して様々な課題が挙げられます。
例えば:
・案内状が紙から電子に変わった場合 →スマホを持っていない人はどうすれば良いか?
・申込みはFAX →毎年参加されている方はFAXに慣れているから変えると混乱する
など
考えられますが
ここで重要なのは参加者とのコミュニケーション不足がこういった認識のズレを生むのではないか?と考えています。適切な目的の説明と、それに対応する対策を具体例を通じて学び合う場を目指しています。
【セミナー】課題共有の場
サステナブルイベントを行うのに重要な課題認識と解決方法だと思う議題、課題をセミナーとして広く会員に情報として周知
上記ラーニングにて課題解決をし実際にイベントとして実施した場合、その体験を情報として共有できる場を設けます。必要であれば、ゲストスピーカーなども招きながらサステナブルイベントに関わる情報を共有、議論できる場を提供いたします。
【視察ツアー】実施、体験の場
サプライヤー視察ツアー
国内外で持続可能なビジネスにおいて重要となる拠点・企業・人物を訪問 主催者とサプライヤーの関係、サプライヤー同士の関係を構築しイベント業界全体で持続可能性を向上を目指し 視察を通じて、新たなソリューションへ繋げるためのツアーです。
ラーニングツアー
先進的に取り組みをしている企業は多くあり、そういった企業から学ぶことは多くあります。サステナブルを実践し売り上げを上げる国内外の企業を視察し、実現までのプロセスや抱える課題を学び体験。自社の課題を他社事例をもとに再認識、解決するアイデアを得ることで、社会全体の持続可能性を図るツアー。
どちらもヴァーチャルツアーとリアルツアーの両方で企画をして皆様にご案内させていただきます。
参加対象者は会員の皆様、またより広い視点を取り入れられるよう非会員の方でも参加出来るようにしています。
【システミックチェンジ】
サステナブルイベントネットワークではイベント産業のシステミックチェンジを目指しています。
サステナブルやSDGsが語られる際、しばしば「身近な小さなことから変えていきましょう」など個人の意識の変化を促す情報発信をよく見かけるようになりました。個人からボトムアップで変わることで消費行動に変容が起き、環境や社会に配慮された商品が選ばれるようになれば、企業としてはニーズに合わせた商品・サービスを提供した方が経済合理性があるため企業も変わっていく。
これまで短期的な利益追求による環境負荷などが外部化されてきました。今まではその方が経済合理性があったからです。このことが以前から問題視されており、今まで外部化してきたコストが「本来のコスト」として責任を追うべきところに戻ってきただけとも言われています。
このように経済システム全体が変わる「システミックチェンジ」こそが不確実性の高い世の中だからこそ変化に適応する持続可能な社会の実現には必要な要素だと言えるのではないでしょうか。